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PowerCabを使ってみた。
2008/05/22 USB I/Fに関して追記



DigitraxよりNCEの方が良い、という話を聞いたのでどんなもんかとトライ
つても本式に揃えるのも大変(ちょっと何か足すにも海外からになるから)なので入門用のPowerCabを購入
NCEのは5Aのコマンドステーション(PH-Box)とブースター無しのコマンドステーション(CS02、でブースター(5A/PB105 or 10A/PB110)別売り)が有り
キャブ(スロットル)は3種類、ProCab、Cab04、Cab05に成る(04にはエンコーダ式(04e)とボリューム式(04p)が有る)
(エンコーダてのは、ロータリーエンコーダでDT400に使っている様なつまみの事、
  ボリュームつのはポテンションで可変抵抗、フツーのパックやUT4のアレ)
1本目はProCabが必要に成るだろうし、PH-BoxとProCabのセットでPH-PROというスタータセットがあるが、
んでも$500位するので、ProCab($159)+α($30)で買えるPowerCab($189)に。
ProCabとしても使えるのでいずれPH-Box買っても良いしね。

PowerCabは2A(添付されているP114のピークが2Aなのでそこまでは無理じゃね?)、
またこれ1本で2列車のコントロールが出来るとある。
それ以上はキャブの増設が必要との事。
(増設するキャブはアドレスを3にせよとある、PowerCabの仕様ではCAB 2 maximumとあるが…自身も含むのか?)
パネルの増設も可能だがPowerCabは外す事は出来ない。まあ線路への給電はコイツがするんだから当然だわな。
通常のコマントステーンョン(PH-Box)にはPC接続用の232が有るがPowerCabには無い。
もし必要なら別売のUSBアダプタを買ってモジュラー(CAB BUS)に繋ぐ
NCEのバスはRS485(wikipedia)。これはRS232同様に規定されている汎用の規格で、
1つのバスに複数の機器を繋げて双方向(や、なんて言うんだろ、多対多通信か?)に通信できる規格。
このRS485の差動信号(485+/-)に電源(12V)で6極4芯、ここにTrackPowerを加えて6極6芯が
このモジュラーコネクタを経由して伝達となる。名称はCAB BUS(まんまだね)


内容物はこんな感じで、本体、ACアダプタ、モジュラーケーブル(2種類)、給電用の基板になる。
あと印刷された説明書ね。読むため別にしていたら写し損ねた。
KATOのコネクタは自分で付けた物。含まれません

モジュラーケーブルは2種類付いているが、フラットの6極6芯が使う物、
カールの6極4芯が余所でPowerCabをProCabとして使うときに使う物で、
レールへの給電用の線が結線されていない。
電源はスイッチングアダプタでワールドワイド仕様、日本のコンセントでも使用できるはず。
別売り時の名称はPS114(PowerSupply1A14Vでしょう)で、13.5V/1.11A/15Wのセンタープラス。
電源は別に用意しても良いみたいで、10-15Vで3A以下のものを使うように指定がある。
安定した物を要求するようなので、スイッチングアダプタが良いだろう。
無難に12Vかチャレンジとばかりに(笑)15V
13.5Vのアダプタなんてフツー売ってねーよ。ま、ノートPC用の探してコネクタ自分で交換かな
トランス式のものは変動があるのでつっこまない方が無難と思う。
トランスを使うのなら後ろにレギュレータを付けて安定化させること。
だので手間を省いてスイッチングアダプタが付属と思われる。

また限界ギリの15Vの場合は連続運転は気を付けて様子を見ながら慣らし慣らしの方が良いでしょう。
と、線路へは入力電圧マイナス0.5Vが供給される。なのでよっぽと電圧降下が酷くなければヤメトケ

接続は写真の様に行う。

PowerCabはこの左手前(写真では左上)のコネクタに繋ぐ事。それ以外に接続しても線路への給電はされない。
また、線路への給電が開始されるとTrackPowerのLEDが点灯するのでそれで確認。

そうそう、cabの大きさだがこんな感じ。
普通に手に収まっている写真を見かけるが、よく考えてみれば連中の手は大きいよ。
DT400と同じくらいの幅だが、厚みがあるので少し手に余るくらいだろうか…。や、日本人にはちと大きいと思うよ。



接続をして、電源を入れるとLCDにメッセージが表示され起動する。
少し待つと通常の状態の表示になり線路電源がONになる。
!! Digitraxのと違って線路電源のOn/Offは無いみたいなのでショートに注意 !!
出荷時では3のアドレスが選択された状態に成っているので3のデコーダでテストせよとの事
違う号機を走らせるには、SELECT LOCOしてxxxxしてENTERとする。
後は、ホイールを回してもよし、隣のボタンを押して加減速しても良い。
左のボタンは弾みを付けて、+5とか+10で加減速、右のボタンは1ずつ加減速になる。
右下の方にある28/128で28ステップと128ステップが切り替わる。初期値は28ステップ。
新しいデコーダは128をサポートしているはずなので128の方が分解能が高い。


2列車を走らせるには、まず普通にLOCOを選び走らせる。
ついで、RECALLを押し内部のslotを入れ替える。
で入れ替えたスロットをLOCOして走らせる。

重連は下のCONSISTで囲まれた中の左端/SETUPを選ぶ。
ENTER=ADVなのでENTERを押してAdvancedConsistに。
CON ADDRと出るので112-127のアドレスを入れる。この重連ユニットはこのアドレスで管理する。
で、LEAD LOCOと成るので先頭アドレスを入力、DIRでF/Rの前後を入れる
次にREAR LOCOとなるので最後尾のアドレスを入力。DIRは同じく。
で、ADD LOCOとなるので中間になる動力車のアドレスを入れる。
重連の設定を終わるにはESC/PROGで抜けられる。

重連を解除するにはDELキーを押して指定の動力車を外すか
CLEARキーをおして112-127の重連ユニットの削除がある。


んー、新しいファームのCabはファンクションF13-F28が拡張され使用できるようになっている。
説明書では、OPTIONとテンキーの併用でそれらが使えるとあるが、出荷時その設定はなく、OPTIONは非常停止になっている。
OPTIONキーの割り当てを換えるには、モジュラーを抜き、SELECT LOCOを押しながらモジュラーを差し込む。
するとCAB ADDRESS = 02と表示し設定モードで起動する。
これらの値はいじらないのでENTERで現在値適用としてスキップを続けるとOPTION key value = 94というのが現れるので
これを122(Extended Function Control)と入力し、ENTER。
あとはシフトを押しながらのボタンの設定が続くので変更したければ変更すれば良いし、面倒ならESC/PROGで抜けうる。
で、設定が終わればOPTIONキーを押すことで、F10-F19、F20-F28という表示が出るようになる。
この表示がある状態で数字キーを押せばそのファンクションが発行される。

MRCのサウンドデコーダ(AthearnにもOEMね)とかがF13以降を使っているのでコレはアリかもね。


DigitraxのSoundFXデコーダが黙ってしまう件。
これはNCEのコマンドステーションが停止している車輌に対するコマンドを送らないのでデコーダが黙ってしまう。
アイドリングが欲しければDigitraxのデコーダでCV11 - 0として解放されない、とするか
PowerCabの設定を変更する。ESC/PROGでSET CMD STATIONを選び
NUMBER OF STOP PKTS を 8から 0に変更する。

停止している車へのコマンドは線路帯域の圧迫から発行する必要がない、という考えもあれば、
Cabに割り当てている以上停止(速度0)も指令と考えるか。まぁ一長一短の難しいところやね。
大レイアウトの場合は停車している車は無視して走行している車への指示を増やした方が良いし、
数本のCabしか無いのなら帯域なんか余っているだろうから送信しろ、て処なんだろうか。
まぁこれはコマンドステーションとしての事だから、数列車しか制御できないPowerCabは
停止車しているパケットも送出する、とした方が楽と判断


PowerCabは線路電流の表示が出来る。Cabの設定=ProCabなのでNCEのシステム全てでなのかな?
現在線路に流れている電流の表示が出来るので、それを有効にするには
ESC/PROGを押し、SET CAB PARAMSを選ぶ。
SHOW TRK CURRENT? 1=Yと表示されるので、1を押すと、右上の時計表示が電流表示に切り替わる。
速度を上げたり、サウンドデコーダをやかましくすると消費電流が増えるので面白いかと。

プログラムの仕方。
PowerCabは線路への出力を1系統しか持たない。
なのでメイントラックもプログラムトラックも同じ処から出力される。
これらを切り替えたければ別売りのAuto-SWという物を使いそこで、メインとプログラムを切り替える形になる。
ただ、ま、つまり、プログラムトラックを使っている間はメインは使えない。

結局開封していないAuto-SW

逆に考えるとデコーダテストをしたいだけなら、ダブルギャップとか、メインとプログラムの切り替えとか、あるいは機関車の載せ替え、といった必要はなく、1本の線路と1両の機関車でそのまま使え便利と思う。

ESC/PROGからUSE PROGRAM TRKを選ぶと切り替わり、出力がプログラムモードになる。本線につないではいけない。
で、NMRA標準パラメータの設定か、CV設定かなどを選びプログラムを行える。
また、LCDが2行の為表示されていないが、4(page),5(dirct)といった選択肢も存在している。
PROG MAIN TRKからはQSI SoundやBIN(2進数による入力モード)も存在する。


まぁ、だいたいこんな処でしょうか?
未だそんなに使い込んだという訳でもなく、また、他のNCE製品を使ったこともないので癖や方言には馴染んでおらずなんとも云えませんが…
普段使っているDigitraxと違って混乱したり、便利〜と感心したり。
まぁ一長一短って云ってしまうと単純ですか。
とかく一番気になった点は大きくて手への収まりが悪いことですかね。
片手持ちが出来ず(無理ではないよ)、左手でもって右手でボタンを押すみたいになるとやっぱり使いづらいでしょう。
それ以外は良く、F28までの対応(MRC互換つかNMRAで定義された奴)とか電流の表示などユニークで気に入りました。
んー、ここから拡張つと、PowerCab用のブースターを買うかPH-Boxにするか…微妙な…

あと難点をあげれば代理店が無いから簡単に手に入れられない事ですかね。
Cabをちょっと増やそうと思っても海外からで、1週間程度かかるとなると。ねぇ…。
「海外から買えよ」って他人に勧めづらいし…


2008/05/22 追記
BOに成っていたUSBインターフェースが届いたので早速
梱包はこんなでフツーに基板がぺろーんって感じ

切り出したレールに入っているのはPowerCabのアップグレード用18F2620(Ver1.28cが焼かれている)


使用する前に今使っているPowerCabのバージョンを確認し、1.28c未満なら交換をする。
交換の仕方は添付の説明書に書かれている通り。

背面のねじを外しカバーを開ける。

ICソケットに刺さっているCPUを取り外し交換。
元通りにふたをする。

差し込む向きは決まっていて、CPUの切り欠きとソケットの切り欠きを揃えて挿し直す。
ま、元のCPUと同じ向きに挿すだけなんだけれどね…
この写真の右端の切り欠きが基準となる。これはソケットもICも同じく。またICは窪みのあるのが1番ピン側


交換が終わったら元通りに戻して電源を入れ直す。と、新しいバージョンへ変わったことが表示される。

をっと、そうそう、この蓋を止めているねじはタッピングなのでそのまま無理に締めずに、
左に空回しをし「コン」と感触があったところから締めてゆくこと。
テキトーに締めると新しくタップ切ってねじ山が馬鹿になるかもよ…


気をつける点として、今まで(PowerCab)に行った設定は引き継がれることなく初期化されているので
再度設定をしなおしてやる必要がある。(ま、その設定情報も入った石を交換したんだから当然だわな)

aは小文字なのにCは大文字。なぜ(笑

そして改めてUSB-I/Fとご対面と。
FT232RLだと思っていた石は16F913で、USBコントローラはCP2101でした。

ジャンパは説明書に従って全てOFFで。
PowerCabとの接続はPowerCabに入っていた4芯のカールケーブルを使う。6芯分の線路電源は不要

ドライバはSiliconLabからダウンロード

ドライバは素直にインストールし、JMRIではNCE USBを選択、ドライバに依って割り当てられたCOMポートにすればOK